2023/01/28
みなさんこんにちは!今から音楽を始めたい超・初心者のための新宿バンドサークル「おとかぞく」です。
本日のピックアップレッスンはこちらの女性!
この女性はギターとベースを両方練習しています。
ベースでは既に一度ライブを経験しましたが、同時にギターの練習も並行してやっていくそうです。
おとかぞくではよく皆様から「複数の楽器を並行して練習するのが良いのか?それとも片方がある程度上手くなってから次の楽器を始めた方が良いのか?」というご質問をいただきます。
もちろん皆様それぞれのペースでいいと思いますし、一概にどちらが良いとは言えない部分もあるのですが、これまでに何千人という初心者の方にレッスンをさせていただいた私の現時点での答えは、同時に並行して練習する方が良いです。
本日はその理由をご説明いたします。
上達までの大変さを知ってしまうとやる気が出なくなる
例えば最初にギターを始めて、5年くらい練習してある程度上手くなったとします。
さぁ次はベースをやってみよう!と思った時ふと頭をよぎるのは、「ギターは5年間あれだけの練習をしてやっとここまでになった」「ということはベースも今から5年後にやっとギターくらい弾けるようになるのか・・・」と思うと、どうもやる気が出ません。
それなら5年間続けてきたギターをもっと極めよう!という思考になりやすく、結局ベースには手を出さずじまい・・・という方が多く見受けられます。
私自身も音楽を30年近くやっていますが、今から新しい楽器を始めるのは相当ハードルが高く感じます。
毎日毎日練習して30年もかけてやっとここまで来たのに、また0から新しい楽器を始めてここまで来るのに30年・・・と思うと、気軽に手を出せるものではありません。
というわけで、まだ上達までの道のりや距離感が分からないうちに複数の楽器を始めてしまう方が良いように感じています。
1つの楽器を練習していると別の楽器も上達している
もう一つの理由がこちらです。
例えばピアノを練習していく中でコードを覚えます。そのコードの構成音はギターや他の楽器とも同じですので、ギターを始めた時にも応用できます。
ギターは弦楽器なので、ベースを始めた時にも似た感触や同じ力が応用できます。
ベースは弦楽器でありながらリズム楽器で、ドラムとのコンビネーションが必要です。ベースを練習していくとドラムのキックの位置や仕組みを理解できます。
ドラムをやるには両手両足がバラバラに動く練習をしていきます。ということはピアノのように両手の5本の指をバラバラに動かすという能力につながっていきます。
というわけでひとつの楽器を練習すると他の楽器にも繋がってきます。
もちろん一つの楽器を極めるか複数の楽器を並行して練習するかは人それぞれですが、こんなことも参考にしてみてください。