2022/01/19
みなさんこんにちは!今から音楽を始めたい超・初心者のためのバンドサークル「おとかぞく」です。
今回は初ライブに立つ初心者の方がやってしまいがちなNG行動をまとめましたので是非ご覧ください。
1.シールドをぶち抜く
アンプに繋がっている状態・音が出ている状態でいきなりシールドを抜くのはNGです。
ご自宅の練習中でも突然シールドを抜けば「ブツッ」という音がすると思いますが、ライブハウスなどでやるとかなりの大音量でノイズが出てしまい、お客様やスタッフさんに迷惑がかかるだけでなく、機材の故障にも繋がります。
シールドを抜く際には必ずスタッフさんに確認を取ってから、アンプのボリュームをゼロにして電源を落とした後、抜くようにしてください。
2.マイクを叩く
ボーカルマイクの音が出ているかどうか確認するために、マイクをばしばし叩いて確認するのもNGです。
「あーあー」を声を出して確認したり、爪でカリカリっと音を出してみたりするのが正解ですね。
ついついマイクを叩いてしまう方は考えてみていただきたいのですが、例えばご自分のギターの音が出ているかどうか分からない時に自分のギターをバシバシ叩いて確認しないですよね?実際に弾いてみて確認するはずです。
それと同じでマイクも声を出すための道具なので、声を出して確認するようにしましょう。
3.当日の箱リハーサルは最後の練習ではない
本番直前のライブハウスでのリハーサルを「最後の練習」と勘違いしている方も多いようです。
当日のリハーサルは音響チェックが目的です。ステージ側に聞こえる「中音」、お客様側に聞こえる「外音」のバランスを確認したり、照明や演出のチェックをしたりすることが主な目的です。
例えばボーカルの目の前のスピーカーに「ギターをもっと大きく返してください」とか、ドラムの人には「ベースを大きめにしてあげてください」とか、他にも「この部分でピンスポやストロボをお願いします」「次の曲の証明は青色っぽくしてください」など、本番で自分たちが演奏しやすい環境を作ったり、お客様により楽しんでいただくための準備や設定をするのがリハーサルです。
4.持ち時間は厳守!
例えば持ち時間が30分の場合、「5分くらいなら過ぎてもしょうがないだろう」と考えてしまう初心者の方が多いようです。
確かに1バンドであれば5分程度の遅れなら大したことがないように感じますが、これは絶対にダメな考え方です。
例えば7バンドが出演するイベントの場合、最初の6バンドが5分ずつ遅れたら、最後のバンドは30分も出演時間が遅くなってしまいます。
ライブイベントはたいてい夜ですし、トリのバンドというのはその日のメインだったり一番人気があったりして多くのお客様がそのバンド目当てに来ていることも多いです。
しかし30分も遅れてしまうと終電に間に合わなくなるのでお目当てのバンドを見れずに帰らなければならないお客様も出てきます。
1バンドだけでは大した問題ではないように感じますが、全員がそういう気持ちで時間をオーバーしてしまうとそのような状況になりかねませんので、持ち時間は必ず厳守しましょう。
5.予定外の人をステージに上げる
予定していたメンバー以外の人が突然本番のステージに上がってくる・・・これはお客様目線ではサプライズ登場やゲスト出演といった嬉しいイベントかも知れませんが、ライブハウス側やイベント運営側にとっては非常に迷惑となります。
サプライズというのはお客様に対して行うものであって、ライブハウス側やイベント主催者には「実はこういう理由でサプライズ登場します」という旨を事前にしっかり伝えておきましょう。
6.リハーサル時の音量設定を覚えていない
こちらも初心者の方にはよくありがちですが、先述したようにリハーサルとは音響チェックの時間だったりします。
その時に作った音や整えた音量バランスのまま本番で演奏するべきなのですが、リハーサルで行った設定を覚えていなかったり、本番直前になりテンションが上がり「さっきよりちょっと音量を上げておこう」と思ってしまいがちです。
その結果リハーサルの時の音量バランスが崩れ、自分の音だけがやたら大きくて他のメンバーの音が小さい・・・ということになってしまい、気持ちいいのは自分だけ、メンバーやお客様はとても聞きづらいという結果を招きます。
リハーサル時の音量設定はメモを取ったり写真に保存したりして、本番でも全く同じ設定になるようにしましょう。
7.ライブ後にお客様に謝って回る
ライブ終了後、見に来てくれたお客様が「良かったよ!」と声をかけてくれるのに対して、
・ごめんなさいたくさんミスっちゃって
・全然ダメだった!
などと言ってしまう人も多いようです。
ご本人としては思ったようにいかなったのでしょうし、謝りたい気持ちも分かるのですが、これはお客様に対してとても失礼です。
例えばあなたが飲食店で食事をして、「おいしかったよ」「ごちそうさま」と言っているのに対してその料理を作ったシェフが、
・すみません失敗しちゃって
・全然ダメでした
などと言ってきたらあなたはどう思うでしょうか?
こちらが「楽しかった」「美味しかった」と声をかけてあげているのに、否定された気持ちになりますよね?
それでももしどうしても謝りたいと思うのであれば、お金を返してあげてください。
お客様が払って入場料は返さないけど口先だけで謝るというのはとても失礼にあたります。
お金を返せないのであれば、謝りたい気持ちや悔しい気持ちはぐっとこらえて、次の成長やお客様への感謝に変えましょう。
8.アンプの上に飲み物を置く
これもついついやってしまいがちです。ライブハウスだけでなくリハーサルスタジオなどでもぜひ気を付けてください。
アンプというのは精密機械で、水をこぼすと壊れてしまいます。
蓋のついたペットボトルなら大丈夫という人もいますが、そもそもアンプなどの機材は物置ではありません。
あなたの楽器の上に誰かが飲み物を置いていたらどうでしょうか?こぼさなければいいのでしょうか?
こぼすこぼさないの前に、楽器や機材の上に物を置いてもいいという発想から変えていきましょう。
他にもいくつか初心者の方がやってしまいがちなNG行動を動画にしてまとめてみました。
これから初ライブを迎える方だけでなく、経験者の方にも再確認しておいていただきたい内容となっております。
ぜひご覧ください。