2021/10/10
みなさんこんにちは!今から音楽を始めたい超・初心者のためのバンドサークル「おとかぞく」です。
本日はフルタイムコースで一日中練習をしているドラムの男性です。
1.長時間練習の効果
こちらの男性は9年ほど前におとかぞくに参加していて、最近久しぶりに復帰されました。
ドラムだけでなくピアノも弾ける器用な男性で、最近はまたドラム熱が復活したようで、おとかぞくにフルタイムコース(時間制限なしコース)で参加し週末には一日中練習しています。
本日はお昼の12時~夜10時くらいまで約10時間練習をしていました!
腕の振りが小さくなって最小限のストロークで練習していたので、「腕の振りを大きくして、スティックを振り上げた時にスティックの先が肩を越えて後ろを向くくらい」と意識していただいています。
最初のうちは力加減のコントロールも出来にくくなるのでぎこちなかったのですが、1週間もしたら別人のようにスムーズになり、ドラマーらしいフォームになってきました。
上手い人の動画などを見るとやはり皆さんスティックの振りが大きいですよね。この意識を忘れず引き続き練習を頑張ってください。
2.繰り返し練習することの意味とリスク
ドラムに限らずどんな楽器も繰り返し練習をすることはとても重要です。同じフレーズを何百回も何千回も繰り返し上達していきます。
しかし、繰り返すことにはリスクもあります。
もし間違った動きのまま繰り返し練習をしてしまうと、間違った動きが体に染みついてしまうというリスクです。
ギターのレッスン生の方などにもたびたびお伝えしていますが、ちゃんと音が出ていないのにそのまま弾き続けてしまうと「その状態が染み付く」という結果になります。
速度をめちゃくちゃ落としてもいいので、正確に弾けている状態を繰り返さないと、上手くならないどころか逆に下手になってしまうリスクがあるのです。
今回のこちらのドラムの男性は正しいフォームを繰り返したから上手くなったわけです。間違った練習を10時間も繰り返し続けたら・・・と思うとゾッとしますよね。
もちろん講師がいつも見ていますので間違っていたらすぐに指摘をさせていただきますが、独学の方であまり上達しないなぁという方はたいていの場合このスパイラルに入っています。
正しいか間違っているか分からない・・・でも練習しないよりは練習する方が上手くなるに決まっている・・・とりあえず練習しよう!
と思い、間違ったことを延々と繰り返し体に染み込ませてしまうのです。
そうならないためにもちゃんと音が出ている状態や正しいフォームを教わりながら練習を繰り返すことはとても重要ですね。