コロナ時代を生き残るバンドマンの共通点~ガラガラのライブハウスが正義になった~

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皆さんこんにちは。おとかぞくグループ代表の大塚博一と申します。

本日は「コロナ時代を生き残るバンドマンの共通点」というテーマでお話させていただきます。

 

昨年から世界中を苦しめる新型コロナウィルス。大阪のライブハウスで初期の感染者が出たことで、バンドマン・ミュージシャン・ライブハウスは目の敵にされている現状にあります。

私が昔から馴染みのあるライブハウスもどんどん閉業に追い込まれたり、とあるライブハウスでは近隣の住人から直接的な嫌がらせにあったというお話も聞いております。

 

そんな中、コロナ禍だからこそ音楽を始める人が増えているのも事実であり、そういった方々が毎日のようにおとかぞくに体験レッスンにお越しになり、新しい仲間が増え続けています。

コロナ禍だから音楽を辞める人、コロナ禍だから音楽を始める人の違いは何でしょうか?

このあたりにバンドマンが生き残るための答えがありそうです。

1.誰も靴を履いていない国

競合する靴のメーカー「A社」と「B社」があります。

A社の調査担当者がとある国の市場調査を終え、会社に戻り社長に伝えました。

「社長!あの国では靴は売れません!だって誰も靴を履いていないのですから!」

同じ国に市場調査に行ったB社の担当が社長に言いました。

「社長!あの国では靴が売り放題ですよ!だって誰も靴を履いていないのですから!」

皆さんはこの話をご存知でしょうか?ビジネス界では有名な、ビジネスの基本となる考え方のお話です。

2.外出できないから音楽を辞める人、外出できないから音楽を始める人。

つまり「外出できないから音楽を辞める人」=「誰も靴を履いていないから売れない」という考え方。

「外出できないから音楽を始める」=「誰も靴を履いていないから売り放題!」という考え方ですね。

どちらが成功するかは一目瞭然です。すべては考え方次第という最高の例だと思います。

例えばライブに関しても、今までは「ライブハウスに多くの人が集まる」が常識でした。それが出来なくなった今、我々はどうするべきでしょうか?

答えは一つではありません。

・ネット配信で無観客ライブを行う

・少数のファンとより濃い時間を過ごせる

・今までよりもライブが貴重な価値になる

などなど、逆転の発想をすればアイディアはいくらでも出てきます。

おとかぞくに関しても、今までは東京(新宿)まで通えなかった方が「オンラインになった今ならおとかぞくのレッスンを受けられる!」ということでご参加される方も増えました。

3.新しいルールに従うしかない

この1年間で音楽業界・バンド業界のルールは激変しました。

「お客様を多く集めるバンドが凄い!」だったものが「人を多く集めたら悪」になったのです。

スポーツに例えるとしたら、今までサッカーを頑張っていたサッカー部員に「今日からハンドボール部になりました!」と言う感じです。

昨日まで手を使ったら反則だった(足しか使えなかった)のに、今日から突然手しか使えない(足を使ったら反則)になったのです。

ルール変更を嘆いたり文句を言っても仕方ありません。世界中で同時にルールが変わったのですから、昨日まで正義だったことが悪になったのです。

しかし逆に言えば、昨日まで悪だったことが正義になったとも言えます。今までのルールでは出来なかったけど今なら出来ることは何でしょうか?

この時代を生き残るバンドマンは共通して、そんな風に考えています。

音楽関係者の皆様、ライブハウスの皆様、そしてバンドマン・ミュージシャンの皆様、一緒に苦境を乗り越えようとは言いません。

100年に1度の感染症パンデミックは我々にとって苦境ではなく「100年に1度のチャンス」です。一緒にチャンスを掴みましょう。