2021/02/01
みなさんこんにちは。おとかぞく代表のひろです。
最近ではみなさんオンラインレッスン・配信ライブにも慣れてきてくださったようで、コロナ禍でも平然と音楽を楽しんでいらっしゃいます。
もちろん通える人は通ってくださっていますが、やはりこのご時世「外出が怖い」というお気持ちも良く分かります。
「それでもバンドがやりたい！」という気持ちにお応えするべく、おとかぞくは常に時代の流れに合わせて変化していこうと考えております。
さて本日は、我々ミュージシャンあるいはバンドマンがこの時代をどう生き残るかについてお話させていただきます。
大阪のライブハウスからコロナウィルス感染者が出たことで、バンドマンやライブハウスは特に目の敵にされています。
私の知るバンドやバンドサークル、また音楽教室などもどんどん休業や閉鎖に追い込まれている中、なぜ「おとかぞく」だけは平然と活動を続けられるかと申しますと、
このコロナ騒動の当初に「未来の音楽の前提」を変えたからです。
私は最初の緊急事態宣言の時点で、「もう二度とライブハウスでライブをやることは出来ない」を前提に考え、動き、全ての仕組みをオンラインに切り替えました。
もちろんコロナが落ち着いてライブが出来るようになれば最高です。ライブが出来なくなることを望んでいるわけではありません。世の中の全てのミュージシャン同様、またライブハウスで多くのお客様の前で思いきりライブがやりたい！と思う気持ちは同じです。
しかし、現状はどうでしょうか？
オリンピックは中止、感染者数は爆増、人類は未だ何の抵抗も出来ないまま、コロナウィルスの猛威に怯えるだけの状態です。
そんな中で「コロナが落ち着いたら・・・」と指をくわえて何もせずに待っているのが正解でしょうか？
私は「またライブがやりたい！」という気持ちもありながら、「もう二度とライブハウスでのライブは出来ない」を前提として考えることにしました。
その結果、この１年間もおとかぞくはコロナによるダメージを全く受けず、衰退するどころか拡大することが出来ています。
例えば「ワクチンが完成したら・・・」？
ワクチンが完成たら本当にライブハウスは以前の状態に戻るのでしょうか？
お客様はコロナウィルスに感染することを前提として足を運び、感染した場合にはワクチンを打って直せばいい！と思ってライブを楽しむのでしょうか？
おそらくそんなことはないと思います。
ワクチンができたとは言えわざわざ感染確率の高い密なライブハウスに出向くわけがありません。
中にはそういう気合の入ったファンもいるかも知れませんが、以前と同じ状況になるとはとても思えないのです。
そもそもミュージシャン・バンドマンの本質とは何でしょうか？
ライブハウスで演奏をする人？いえ、違います。
「音楽で人を楽しませる人」のことをミュージシャンと呼びます。
ライブハウスで演奏できなくても、他の手段を使って人を楽しませるのが我々の仕事ではないでしょうか？
ライブハウスが元通りに戻れは最高です。しかしどう考えても戻らない確率が高い。
それならば私たちは、他の方法を模索し、確立し、新しい時代へと繋いでいくべきではないでしょうか？
もしかしたら数十年後の未来のバンドマン達は、「昔はライブハウスっていう場所があって、そこに何百人も集まって騒いでたらしいよ。そんなことしたらコロナになっちゃうのにね。」なんて会話をしているのかも知れません。
ミュージシャンが時代に乗らずして誰が時代に乗るのか。一緒にこのコロナ時代を生き残り、新しい時代を作りましょう。